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Webセミナー〈人事の基礎〉 〜 新卒採用 〜

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■STEP 1 新卒採用に取り組む前に確認するべきこと

○新卒採用を行う理由と目標

皆さんの企業ではなぜ採用活動をしていますか?「人事として必要だと思うから」活動される方もいれば、「現場からのニーズで仕方なく」という方もいるかも知れません。ではなぜ新卒でなければならないのでしょうか?
この理由を新卒採用に関わるスタッフ全員が共有していないと活動そのものにムラが生じてしまいます。さらには、採用スタッフだけでなく、経営とも課題認識を共有しておく必要があります。採用は本来、企業にとって最も重要な経営課題の一つであるはずだからです。
特に新卒採用は、年間を通しての大きなプロジェクトです。学生は事業展開や職種内容だけでなく、実際にそこで働く人を見て企業風土を感じ取り、今後自分が毎日を過ごす場としてふさわしいかどうかを判断します。企業全体として取り組めていないと、どこかでギャップや違和感を覚えることになりかねないでしょう。
新卒採用活動のゴール(目標)は、たくさんの人に応募してもらうことでも、予定数の内定者を確保することでもありません。目標は内定した学生が入社し、その後戦力となり活躍してくれることだということを、忘れないように活動したいものです。
○はじめに確認しておかなければならないこと

採用活動を行う前に確認しておかなければならないことが3つあります。
1つめは、採用人員(採用予定人数)。企業によってさまざまな決定の手順があると思いますが、人事担当者としては「なぜこの人数か」という根拠を常に意識しておくことは大切です。この根拠は活動を方向付ける最も重要な要件であり、“人”に携わる部門の糧でもあるからです。
2つめは、採用要件(求める人物像)。具体的にどのような資質の人材を求めているのか、どのようなスキルを持った人材が必要なのか把握しておかなければなりません。経営や人事の考えだけでなく、現場の要望や見解とのバランスも重要です。採用要件を具体的にすれば、ターゲットが明確になり、活動をすすめる方向もブレがないでしょう。
そして3つめは、採用経費(活動予算)。費用の多さに比例してよい成果が出るというわけではありませんが、不足し過ぎると成果に結びつかないこともあるでしょう。「この会社が今の採用環境の中で求められる成果をあげるためには、少なくともこの程度の費用が必要だ」という、採用担当者としての考えを持っておくことは非常に大切です。
○マーケティングリサーチ

次にするべきことは、採用環境の事前調査・情報収集です。学生の就職意識は毎年変わります。ということは、必然的に採用環境も変化します。あなたの会社でも企画・営業部門は事業活動を行う際に市場や消費者を徹底的に調べるはず。新卒採用も学生という対象のある活動なのですから、リサーチは重要です。
例えば情報提供の方法や内容を学生というターゲットを理解したうえで決定しているか。これが最終的に応募者数や内定者数、さらには企業イメージという結果になって現れます。「何を求められているのか」、「何が効果的か」など事前に同業他社、人事採用関係者、媒体会社、学校の就職担当者とも情報交換し、自社にとって最も適している活動方法を十分に検討しておく必要があります。まさに採用は、マーケティングなのです。


<人事の基礎 充実度チェック!> 新卒採用〜採用戦略立案編

セミナーはいかがでしたか?
あなたやあなたの所属する組織の充実度をセルフチェックしてみましょう。

□経営戦略や今後の事業の方向性を理解している

□業界内の自社の位置づけや、自社ならではの特徴や強みを理解している

□なぜ新卒採用を行う必要があるのか、理にかなった明確な考えを持っている

□退職などによる社員数の増減だけでなく、常に事業展開の方向など経営的観点で採用人員を
考えている

□自社で活躍している社員の特徴や行動パターンを理解できている。

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