PERSONAL VISION INSTITUTE


Webセミナー〈人事の基礎〉 〜 新卒採用 〜


■STEP 2 活動のストーリーを組み立てる

○方向性のすりあわせ

 採用活動を企画する際にまず考えておきたいのが、採用方針と活動姿勢です。
 採用方針は経営方針と同じく、採用に対する考え方をあらわしたもので、採用スタッフ間だけでなく、企業全体としても共有しておくことが重要です。
 また活動姿勢は、応募者に対してどのように接するのかを、お客様や取引先への姿勢と同じく明確にして共有します。
 この2点を関係者に十分に浸透させず個人のさじ加減で活動をすすめてしまうと、会う人によって温度差があったり、話す内容が異なったりし、応募者への印象に違和感が生じ、企業イメージだけでなく、採用活動全体に一体感がなくなってしまいます。

○「採用力」を発揮するのが採用担当者

 「採用力」とは文字通り、採用を推し進める力のことです。知名度や資金力(採用経費)が左右すると思われるかもしれませんが、一概にそうとは言えません。知名度や資金力と同様に大きな影響力を発揮するのは、採用担当者がどのような人物かということです。
 採用は入社後戦力となる人材を確保することが最大の目的です。そのためにどのような手を打つべきか“見極める目”、企業(組織)全体へ“働きかける行動”、応募者を“惹きつける魅力”が必要であり、採用担当者はそのような力を発揮できる人物、まさにザ・梶宦宸ニいうくらいの人物が望ましいでしょう。
 応募者は資料や説明内容以上に、採用担当者から企業そのものを感じ取っています。どの時代においても、入社を決めた理由として「人柄に好感があった」「親身になって相談に乗ってくれた」「熱意が感じられた」など採用担当者が上位に挙げられているのですから。

○採用に至るストーリーを組み立てる

 以前ある企業の採用担当者の方から、面接の運営について「何回行うのが最適か?」、「一人何分くらい?」と相談されたことがあります。その会社にとって「何を目的に面接を行うのか」はどうやら後回しになっていたようでした。
 そもそもその面接は、どのような流れのどの段階で何を判断しなければならないのか、という目的がはっきりしていますか?形式だけで決められていないでしょうか?または、これまでずっと続けてきた“ウチのやり方”を絶対に変えてはいけないと思い込んでいないでしょうか?
 採用活動は、毎年変わる採用環境に合わせてバージョンアップしていく必要があります。そのためには、学生さんの就職意識や採用動向などにアンテナを張っておかなければなりません。 その上で、どの段階で何を告知しどのようなイメージを持ってもらい、会社説明会や選考ではどのような印象を感じ取ってもらうのかなど、各ステップの役割や狙いを定め、ストーリーを考えておく必要があります。
 ストーリーがあれば、「会社説明会で何度も担当者が口にしていたキーワードが、最終面接で社長の口からも聞かれた」という組み立ても可能で、企業としての一体感を感じてもらえることもできるでしょう。反対に「毎回毎回面接のたびに同じことを聞かれる」となれば、情報共有が出来ていないバラバラな企業という印象になってしまうかも知れません。


<人事の基礎 充実度チェック!>  新卒採用〜採用戦略立案編

 セミナーはいかがでしたか?
 あなたやあなたの所属する組織の充実度をセルフチェックしてみましょう。

  □どのような方針で採用活動を進めるか、どのような姿勢で採用活動に取り組むかが明確である。

  □自社内はもちろん、外部から見ても魅力的で活力のある人材が採用を担当している。

  □最新の採用環境や応募者の動向などを考慮し、自社にとって最適な母集団を仮説設定している。

  □採用告知、エントリーから選考、採用内定、入社に至るまでの活動の流れにストーリーがある。

  □費用対効果の観点から、どの媒体(就職サイト、合同企業説明会など)を活用するのが
    最も効果的かを考え、選択している。


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