PERSONAL VISION INSTITUTE


Webセミナー〈人事の基礎〉 〜 新卒採用 〜


■STEP 3 ターゲットと募集活動 【採用活動(募集編)】

○どういう意図で告知するの?

 採用の告知は、とにかく広く告知すれば良いというものではありません。学生さんを含めた広い層に対する会社のイメージアップ効果を期待する場合には、 出来るだけ多くの人に知ってもらうため、幅広い層をターゲットにしたメディアを駆使し、広く告知することが必要になります。 しかし、あくまで、採用要件に合致する人材を確保することを目的とする場合には、いかに広く告知するかではなく、いかにターゲットに対して効果的かを考えなければなりません。 例えば、特殊な化学繊維の開発を担う人材を採用したい、というような特定分野の採用であれば、その分野を研究している大学の該当する学部にのみ告知をすると思います。 学問の専門分野ということなら、わかりやすいのですが、個人の志向・傾向に関しても同様のことが言えるのではないでしょうか。 海外志向のある学生、体育会系、インターネットを駆使する情報感度の高いタイプ、業界にあらかじめ強い関心を持っているなど、 ターゲットによって告知の仕方は変わってくるのではないでしょうか。

○集めるための工夫

 ある程度の規模の母集団形成が必要な場合、多くの学生さんに興味を持ってもらうための工夫が大切です。 そのためには、分かりやすい場所に、分かりやすい内容を告知する必要があります。
分かりやすい場所とは、ターゲットとなる学生さんの目に触れやすい場所かどうかです。 例えば就職サイトであれば、たくさんあるサイトの中でも様々な特徴や強みがありますので、ターゲットに合っているか十分に吟味しないと期待はずれに終わってしまうこともあります。 また、学校の(就職部等)就職支援部門との情報交換も、母集団形成には欠かせません。 就職情報会社主催の合同企業説明会や学校主催のセミナーなどは、直接顔を合わせてアピール出来るメリットがありますので、自社説明会動員につながる有効な手段といえるでしょう。
分かりやすい内容とは、伝えている内容がその企業の特徴を表現出来ているかということです。 例えば就職サイトなどの媒体であれば、名前を差し替えると他の企業でも通用するような表現となっていないかなど、見方を変え読み手の立場で考えてみることも大事です。

○記憶に残る会社説明会

 会社説明会は採用活動では最も重要な、自社をアピール出来る機会です。わざわざ足を運んでもらうわけですから、志望度アップにつながる有意義な時間にしたいものです。 ところが運営に力を注ぐあまり、メッセージが伝わっていないケースもあるようです。 例えば、会場は有名ホテルの宴会場、当日は役員・幹部がずらりと顔を並べているが、内容には工夫のないハード重視型、当日の資料や配布するノベルティには手間とお金をかけているが、 表面的な説明のみのプレゼント重視型、反応に関係なく、とにかく自分のペースで話すだけの反応無視型などさまざまです。
会社説明会の運営において最も大切なことは、魅力を伝え今後この会社で選考をすすめたいと思ってもらえるような場となっているかです。 学生さんに「今日はわざわざ参加した甲斐があった」と思ってもらえる内容になっていればきっと、志望度アップにつながるきっかけになっていくはずです。 表面的な体裁だけではなく、応募者の心に響き、動かすような場を目指されてみてはいかがでしょう。 そのためには、何をアピールするかを吟味し、それを表現するためにはどのような形が適しているかを考えなければなりません。 また、スタッフの姿勢も “わざわざ足を運んでくれている”という姿勢で接することで、距離が縮まり好意的に感じてくれるのではないでしょうか。



<人事の基礎 充実度チェック!>  新卒採用〜採用活動・募集編

 セミナーはいかがでしたか?
 あなたやあなたの所属する組織の充実度をセルフチェックしてみましょう。

  □「上から目線」でモノを言わない、自社の都合を優先しないなど、
    「学生さん=お客様」と言う意識で接している

  □まめに足を運ぶ、情報交換するなどにより、学校との信頼関係を築き、
    学内企業説明会などのイベントに毎年可能な範囲で参加している。

  □採用するために必要な媒体として何がふさわしいかを毎年検討している。

  □体裁だけ整えた会社説明会ではなく、学生さんの「心に響く」会社説明会となっている。

  □可能な限り学生さんの応募、問い合わせには対応するように環境整備している。


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