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Webセミナー〈人事の基礎〉 〜 新卒採用 〜


■STEP 5 内定通知がゴールではない 【採用内定(内定承諾・フォロー編)】

○内定通知の重み

 あなたは企業側の担当者として、内定を伝える時の学生さんへの接し方を考えたことがありますか?内定(入社)は人生のターニングポイント。 学生さんは1社1社自分に合っている場かどうかを真剣に考え、結論を出すことでしょう。 企業から見ると多くの内定者のひとりでも、本人にとってはこれからの人生を託す唯一の就職先です。 その大きな決断につながる内定通知を、事務的なメールや書面だけで一方的に行ってはいませんか?内定承諾の確認を書面だけのやり取りにしていませんか? せっかく学生さんが志望度を高く保って内定に辿り着いたのに、企業側の対応に温度差を感じて入社意欲をなくしてしまうケースも少なくありません。 わざわざ一人ひとりに電話で内定を通知したまではいいのですが、「ホントにウチでいいの?」と聞いてしまったという話を聞いたことがありますが、これも、採用活動での自らの努力を無にしてしまう対応ではないでしょうか。 「おめでとう」「一緒に頑張りましょう」など、「この会社から内定がもらえて良かった」と心底喜んでもらえるような対応を心がけたいものです。

○内定承諾の対応

 内定辞退はなんとしても避けたいもの。どんな企業でも共通してそう考えていると思いますが、どのような辞退かによって、とるべき対応は異なります。
 まず内定を伝えた段階での辞退。興味を持って受験してくれていたのに最終段階で本人が受諾できなかったというケースです。 一方的に責めるのではなく、冷静に原因を考えてみましょう。「最初は良い印象だったが・・・」と、自分たちがその原因を作っていたのかも知れません。
 一方、内定を一旦承諾した後での辞退。こちらは学生さんが充分に納得していないまま承諾してしまったことが原因として考えられます。 このケースは内定後相当の期間をおいて辞退が判明したために補充の求人が間に合わないとか、入社はしたもののすぐに退職してしまうなど、最も困った事態に陥ることもあります。 まずは、最初の段階で学生さんの気持ちが固まっていないのに無理強いをしないということが大切です。お互いに十分話をし、納得の上で結論を出すことが重要です。 この他に、内定通知の対応が事務的で学生さんをがっかりさせてしまったことが原因になることもあるので、注意しましょう。
 内定承諾の対応は、まさに採用担当者の腕の見せ所でもあり、採用力が評価される場。
より多くの内定者が内定を承諾し、なおかつ辞退せず入社するということは、応募者に採用活動が評価されたとも言えるのです。
しかし、ここで気を抜いてはいけません。入社するまでの間、内定者のモチベーションをさらにアップし、「ここに入社できて本当に良かった」と思って入社できるよう、内定者フォローで意識付けをしていかなければならないのです。

○内定者フォローの役割

 内定後、入社するまでには長い期間が残されています。その間、周囲からの様々な情報に影響されず、「やっぱりこの選択で間違っていなかった」と、思ってもらえるようにすることが大切です。 この期間に、内定者に対しレポート提出や通信教育などの課題出す企業も多いようですが、目的や根拠も無く負荷をかけることには何の効果もありません。 最も効果的なのは、他の内定者の顔を早く見せ、他にも同じ価値観の内定者がいることを実感してもらうことではないでしょうか。 他の内定者は彼ら・彼女らにとって、就職活動を通して同じ結果を選択した仲間であり、これから先誰よりも理解しあえる同期メンバーのはずです。 このヨコの連携を強化すれば、不安材料が払拭され、ますます前向きに内定を受け入れられるようになります。 また今まで以上に採用担当者からの細かな連絡や手紙などのやり取りで、内定者の気持ちを直接掴んでおくことをくれぐれも忘れないことが大切でしょう。



<人事の基礎 充実度チェック!>  新卒採用〜内定承諾・フォロー編

 セミナーはいかがでしたか?
 あなたやあなたの所属する組織の充実度をセルフチェックしてみましょう。

  □内定通知は結論だけではなく、「仲間に加わってもらうのだ」という気持ちを伝えるようにしている。

  □意思確認(内定承諾)はこちらの都合で一方的に承諾を勧めるのではなく、まずは本人の
    意向を聞くように心がけている。

  □内定者同士を交流させる機会(懇親会など)を設けることで、同期(仲間)意識を醸成させている。

  □内定承諾後は、定期的に内定者と近況報告など情報交換を継続して行っている。

  □入社時期が近づいた頃には、全社として新人を受け入れるムード作りを仕掛けている。


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