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Ｗｅｂセミナー〈人事の基礎〉 〜 制度/人材育成 〜
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■STEP 2 「体系は成長ストーリー」
○新入社員に何を期待するか
まずはじめに新入社員は何故採用するのでしょうか？新卒採用のコーナーでもありましたが、新卒採用は経営にとって重要なプロジェクトの一つです。
特に従業員が100名を超えるような中堅から大手企業は、たとえ少人数でも新しい血を投入し続けることで企業の活性化を図り時代対応の準備をしていくことが大切だといえます。
キャリア採用で即戦力を採用し企業の活性化や事業推進を早めていくことももちろん重要です。
それでは新卒採用とキャリア採用の違いは何か？
キャリア採用のコーナーでもあった「心・技・体」。そのうちの「心」を企業として一から整えることが出来るのが新卒採用者のアドバンテージといえるでしょう。
新入社員研修時には、学生と社会人との違いを理解させ言葉遣いやマナーを体得させると同時に、
自社の経営理念やミッション（企業の存在意義）を理解させビジネス行動の基本にしていく姿勢を植えつけることがスキルを磨くこと以上に戦力化への近道になるのではないでしょうか。
○成長ストーリーとは
新入社員は新人研修を終えれば各職場に配属され、現場で仕事の基本を学んでいくこととなります。
最近は“社員の自立”を謳い“社員育成は自己啓発で＝自分に必要と思ったことは自分で学べ”という企業も少なくありませんが、美しい花を咲かせるためには水を欠かさず与え日光に当ててあげる配慮も必要です。
それは全ての環境を準備してあげるという意味ではなく、どこに行きたいからどういう力をつけなければならないという「成長ストーリー」を社員一人ひとりがイメージできる言わばマップを示してあげることに他なりません。
新人研修で「心」が備わった人材は、会社、自分、社会のために貢献したいという欲求が自ずと生まれ、自分の現在のビジネスマンとしての不足感を、経験を通じてそして研修等を通じて補い強化しようとしていきます。
研修体系とは社員の成長ストーリーであり、企業成長のために必要な人材構成の体系とも言えるでしょう。
○研修体系のポイント
ビジネスマンの「心・技・体」。これをどう成長させるかを表現したものが研修体系です。
「心」に関しては、新人研修はもとより、経営者や幹部社員から朝礼や各種社内イベント・社内報等で日頃からメッセージを出していることもあり、改めて研修の場を持つ企業は多くはありませんが、
「技」「体」の研修も考え方のベースはこの「心」を基軸に組み立てたものであれば会社としての一貫性が感じられます。
一般的に研修体系は、
「技」＝会社を支える専門性・スキルを磨いていく
「体」＝「心」をベースに「技」を駆使して、会社の目指している目標に向かって成果を出すために実行する能力を高める
この考え方を基軸に、例えば会社として必要な「技＝専門性・スキル」がどのようなスキルでどのように身に付けていくか？
「体＝成果を出す為の実行能力」はどのような能力でどのように身に付けていくかを、そのポジションや役割、職種等に応じて表現されたトレーニングメニューといってもいいでしょう。
「体」の例で言えば、若手社員はまず自分自身が組織の一員として、そして最前線のスタッフとしてどういう行動が必要かを理解させながらその能力を鍛え、
管理職人材は組織目標を達成するためにどのようなマネジメント行動が必要かを理解させ実践できるプログラムを体系化する、等が挙げられます。
＜人事の基礎 充実度チェック！＞ 制度/人材育成〜「人材育成体系」編
セミナーはいかがでしたか？
あなたやあなたの所属する組織の充実度をセルフチェックしてみましょう。
□新人研修は一般的なものだけではなく、自社の特徴や期待を踏まえたプログラムにしている
□「心」を支える要素＝経営理念・存在意義の理解は様々なやり方で浸透している
□「技」＝自社を支える専門性・スキルはどのようなものかをその内容とレベル毎に把握している
□「体」＝成果を出す為の実行能力は、役割や職種毎に凡そはイメージできている
□単にお膳立てするのではなく、社員一人ひとりが自分の将来を創造できるようなプログラムを
意識している
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