PERSONAL VISION INSTITUTE


Webセミナー〈人事の基礎〉 〜 制度/人材育成 〜


■STEP 3 O.J.TとOFF J.T

○O.J.Tとは

「気付く」
「わかる」
「できる」
「定着する」

ビジネスパーソンとして成果を出す、貢献する行動を身につけ発揮するまでのプロセスはシンプルに表現すればこの4段階。
机上で学んだことが実際に出来ないと、学んだだけで終わってしまう。まさに「わかる」から「できる」そして「定着する」の一連の流れを体感できるのが、“O.J.T” 仕事を通じて職務遂行能力を高めていくこと、まさにO.J.Tは人材育成の基本といってもいいでしょう。
そしてOJTを通じて人材育成を行っていない会社は無いのでは、といっても大袈裟でないほど、企業では定番化しているのではないでしょうか。 お金が掛からず成長も早い、となれば最もすばらしい人材育成方法だといえるでしょう。
ただ、気を付けないといけないのは、新入社員やキャリア採用者を職場に配属して「後はよろしく」がO.J.Tだと思っている企業も少なくないということ。
指導する上司や先輩の意識・力量次第で、伸びもすれば最悪の場合辞めてしまうこともある。
前回でも述べた「心」「技」「体」の各レベルがどのようなO.J.Tを通じてどう成長して欲しいのかを、人事サイドが仮説を持って職場指導者と接し、 その育成法を教授してO.J.Tの実施を依頼しなくてはなりません。

○O.J.Tの基本

第一次世界大戦中、米国にて早く造船技術を身に付けさせるために開発した4段階職業指導法が、O.J.Tのベースだと言われています。当時の基本は、

1. 適切な持ち場を与え、学習に対する興味を与える
2. 注意深く、根気よく説明し、作業してみせる。ポイントは強調する。マスターできる限度は超えない
3. やらせてみせる。説明させながらやらせ、こちらから質問・正解をたずね理解したと判断するまで続ける
4. わからないことは誰に質問すればいいかを判断させ頻繁にチェック、積極的に質問させる

そして理解度に応じてフォローを減らしていく、というステップだそうです。

今の時代でも全く使える流れだと思いませんか?
O.J.Tの5W1Hを考え、配属する職場の先輩・上司に上記ステップの指導ができるよう啓蒙しましょう。
O.J.Tは上手に使えば、職場も活性化し会社全体のモチベーションが上がること請け合いです。

○OFF J.Tの基本

O.J.Tで実践力を鍛えていくとすれば、業務活動を通してはなかなかで学べない「新しい役割・能力」「新たに必要なノウハウ・スキル」を身に付ける機会として 「○○研修」とか「○○セミナー」という形で、学ぶ場を持つことがOFF.J.T。
冒頭で説明した 「気付く」 「わかる」 「できる」 「定着する」 の4段階の中で、OFF.J.Tで最も効果があるのは、実は「気付く」。
眠っていた自発的モチベーションを研修やローテーションを通じて目覚ませることで「わかる」以降が自律的に進んでいくことが期待できます。
ですから、OFF.J.Tは各企業では、少し仕事に慣れてきた頃、や新しい役割を与える前後等々、社員の節目節目での実施が多いようです。 内容は、その節目に合ったものが必要になってくることは言うまでもありません。
そのためには各現場の状況把握を心掛けることが肝要です。



<人事の基礎 充実度チェック!>  制度/人材育成〜O.J.TとOFF J.T編

 セミナーはいかがでしたか?
 あなたやあなたの所属する組織の充実度をセルフチェックしてみましょう。

  □O.J.Tの仕掛けも人事の役割だと認識している

  □O.J.Tを通じて何を学び、どうなって欲しいか、の仮説を持っている

  □O.J.Tを任せる先輩・上司には、接し方や効果的な指導法を伝授している

  □ジョブローテーションや出向を通じても人材育成は可能なことを理解している

  □OFF.J.Tの企画をする際には、理想だけでなく、現状把握をしながらの課題発見を心掛けている


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