田畑 浩
代表取締役
田畑 浩
 (Hiroshi Tabata)

■つぶされない会社の作り方 (2019/01/25)

読者の皆さんは、リーダー論やマネジメント論に関わる書籍を
手にする機会は非常に多いと思います。

私も本屋さんやアマゾンで、タイトルを見て興味が湧けば手当たり次第購入し、
その後放置しているタイプです。
デスク周辺に山積みになってきて景色が悪くなってきたので、
最近は時間を見つけては中身を確認するようにしています。。。

その中で手に取った一冊、「プロフェッショナルリーダーの教科書」。
各分野の著名人6名が、ご自身の専門分野 “成長戦略” “マーケティング戦略”等々
を解説した書籍です。
教科書とありますが、マニュアル本ではなく、
読者が自分に必要な部分を参考にして実践につなげていく、
といった趣旨の本だと思います。
(リーダーの「型」に関しては是非当社のハンドブックをご参考ください。。。)

私が興味深く読んだのが、今回のメルマガのタイトル、「つぶされない会社の作り方」。
ランチェスター戦略の権威である福田秀人氏の執筆した章のタイトルです。

内容は割愛しますが、その章の最後にあったチェックリストを読んで、
私は思わず、ある、ある!と、うなずいてしまった内容を
今回はご紹介しようと思います。

それは、福田氏曰く、
「会社をつぶすのに抜群の威力を発揮する要素=決定的倒産要因」
・・・抜群の威力を発揮する、、、という表現を見て吹き出してしまいました。。。
として20項目が挙がっていましたのでいくつかご紹介します。

・顧客第一主義と顧客言いなり主義のはき違え
  特に古い顧客との関係性を営業力がある、と勘違いしている会社にある現象ですね。

・人材育成など戦力強化の軽視、人材や資金の過小投入と逐次投入
  人件費がかさむ、と新人採用を数年中止した企業は、今30代がいないと嘆いていますね。
  研修しても効果が分らん、自己投資こそ人材育成の基本!と言い張る経営者は多いです。

・事実確認抜きの情報、特定断片的情報を基にした予想と決定

・上司が部下の失敗に責任を負わない等の組織原則違反

・官僚化や組織的怠業の放置ないし促進
  手続き遵守主義、逆に本部で決まったことを守らない、やり方を勝手に変える地方支店。。

・お客様よりライバルをマークする
  マーケットでも人事諸施策の決定の際でも、同業他社を異常に気にする経営者、いますね。

私なりに解釈すると全てが、主語が「私」だったり、動きが状況対応(短期的目線)だったりと
お客様とは、や、組織の軸(使命)がない組織・団体にありがちな行為のような気がします。

さて、上記が当たり前の組織・組織文化になっては本当に危険です。

あるあるだけど、私の立場ではムリ、、、と思っていませんか?
マネジメントの立場として、関われることに関しては、積極的に手を打つことが
次世代を担うマネジメント職の役割だと思いますが、如何でしょうか?


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