代表取締役
田畑 浩
(Hiroshi Tabata)
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■マネジメント力の筋トレ(8) 志を定期点検する。 (2011/08/01)
株主総会を終え、夏季賞与も落ち着き、
社員には積極的に休暇を取らせないといけない時期でもあり、
経営者や人事の方々は、
日頃持っている課題を整理したり進めたりするのには
いいタイミングかもしれません。
この時期の、弊社へのご依頼の内容は本当に様々です。
・来年4月本格稼動を見込んだ制度設計
・新制度導入に際する評価者訓練
・新人フォロー研修
・来期新卒採用の相談
・実際の新卒採用面接官
・昇格候補者のアセスメント
・内定者のトレーニング 等々
ご担当者の意識の中で優先順位をつけながらの
この時期のご依頼かと思います。
そんな中で、最近増えたのは、新人フォロー研修。
「鉄は熱いうちに打て」が、新人研修であれば、
「冷めて既存文化に固まりかけた鉄を再び熱くする」のが、新人フォロー研修。
組織文化にどっぷりつかると、入社以来の“志”を忘れてしまう…
当初は何故?何故?と思っていたことが、
慣れると目標や変化に鈍感になっていくんですね。
鈍感になりかけている自分を、
自ら熱くすることが大事、と擦り込むのも新人フォロー研修の役割の一つ。
ところで。
管理職になるとその“志”はどのように変化するでしょうか?
“志”は、経験をつみスキルを上げ様々な人と出会うことで変化するものです。
見えている情報量が増え、背負っているものが大きくなっているからだと思います。
ここでは、
変化する人がよく、しない人は悪い、またはその逆…、
いうような議論をするつもりはありません。
また“志”が大きいとか小さいとかは主観の問題。
それも横に置いておいて。
私が主題にしたいのは、定期的に意識しているかどうか、です。
個人の“志”の意識は、企業のビジョンのようなもの。
目先の仕事・成果に追われている人材と、
将来を見据えて業務活動を行っている人材とでは
その成果創出の質・継続性はもちろんのこと、
異常時でも冷静に動ける人が多いようです。
管理職の皆さんに「今の“志”は何ですか?」「何を目指していますか?」
とご質問した時に、どのような答えが返ってくるか。
「この事業を成功させます」「売上を年々比20%伸ばします」
「部下を育てます」
事業計画検討会や目標管理に出てくるような言葉ばかり。
要するに現在の与えられている役割とゴールについて述べる管理職が圧倒的。
その事業を成功させた暁には、組織や自分にどのような変化が期待できるのか、
或いは、どのような社会貢献が出来るのか、そして自分の夢に近づくのか?
そのワクワクとした意識が“志”といってもいいでしょう。
管理職研修も含め、40歳以上の方々対象の研修で
「今までの夢」と「これからの夢」を絵で描いてください、
という課題を出すことがあります。
もう3000名以上の方に書いていただきました。
「今までの夢」については、20歳前後の頃や、会社での若手の頃の夢を思い出し、
すぐに描いていく方々が多いのですが、
「これからの夢」では、筆が止まってしまう、考え込んでしまう方がこれまた多いん
です。
今すぐの課題は言えるのに、将来自分の有るべき姿は…???
あなた自身の夢は?
どういう人材になりたいか?
どういう存在でありたいか?
定期的に自問自答する、意識することも
懐深く信念を持った管理職の要件の一つのではないでしょうか。
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