田畑　浩コンサルタントコラム - マネジメント力の筋トレ（13）　新入社員の活力を継続させる。 -| PERSONAL VISION INSTITUTE |-

代表取締役
田畑　浩
　(Hiroshi Tabata)

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■マネジメント力の筋トレ（13）　新入社員の活力を継続させる。　(2012/04/05)

早いもので、4月に入りました。
新入社員を迎え、新人研修に奔走されておられる方々も多いことでしょう。

そして、先輩社員にとってはヘタな研修を受けさせるより、
自分の部下として新人が入ってくることの方が自己成長のチャンス。

「初心に帰る」「教えて学ぶ」「襟を正す」「自己研鑚のきっかけになる」・・・。
いろいろな効果が生まれることはご存じの通りです。

ただ最近、少し寂しい現象もよく耳にします。
それは先輩社員の指導意識の希薄さ。

「人材育成は人事部門の仕事」と勝手に決めつける管理職や先輩社員が
存在する会社も多いようで、
「今朝彼が挨拶しなかったのは人事の教育が甘いからだ」
と自分はその場での指導は何もせずに、
人事部門にクレームを言ってくる社員がたくさんいる、と、
数社の人事ご担当者の方々から聞きました。
その話を聞いて、
中学校の教頭先生をやっている私の同級生から聞いた話を思い出しました。

朝方職員室に、ある生徒の親から電話があって、
「今朝、うちの息子は私に“おはよう”と挨拶をしませんでした。
いったい学校ではどういう教育をしているんですか！」
と怒鳴ったそうです（笑）。

・・・挨拶等基本のしつけは親の仕事、あんたがその場で注意すれば済むことやんか！
と心の中では思いつつ、
なだめながらも家でもしっかりご指導ください、と優しく諭したそうです。

こんな親が育てた子供が増えると、
そのうち会社でも、
“スーパー他責人間”ばかりになるのでは、
と心配になりますね。

新入社員は会社の財産、
社員全員で育てる意識を持たないと会社全体の活力は続きません。

新入社員の活力の継続に心を砕くのも、
マネジメント職の大きな仕事の一つです。
そしてその活力が1年続いたら大したもの、
優秀な管理職です。

あなたの部署に新人が配属されたら、
その活力をどのように継続させますか？
最低10コ以上挙げてみてください。

チームマネジメントに必要な行動がたくさん入っているはずです。

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コラムテーマ：＜マネジメント力の“筋トレ”＞