高萩 幸男
高萩 幸男
 (Yukio Takahagi)

■コラムテーマ別
 + 面接官のトーク術(79)
■行動チェックリスト (2014/08/01)

「無くて七癖」とはよく言ったもので
何気ない一言、ふとした態度に人の本質は表れるものです。

先日、ある雑誌を読んでいたとき
「自立しない人に見られる行動チェックリスト」という
ド直球(笑)なタイトルに目が留まりました。
私なりの経験も交えて、その一部ご紹介したいと思います。

@ 自分の行動を「一生懸命」と称するのが好き。
「必死に」と表現する人もいらっしゃいますね。
「必死にやっているのに(上司は、周りは認めてくれない)」という
不満を持って転職するケースでは、このフレーズを良く聞きます。

逆にいうと、自分を認めてくれさえすれば
意外な力を発揮するので
「褒め」が有効な、ある種、カワイイ人なんですが
ほったらかしにするとすぐスネる、手のかかる人でもあります。

A 話の中に、第三者の名前がたくさん登場する。
虎の威を借るなんとやらで、自分を大きく見せるため
人の名前に依存するケースです。

人の名前ではありませんが
専門用語、業界用語、カタカナ(英語)がバンバン出てくるのも
根っ子にある心理は全く同じだと思います。

時に、有名人の名前が出てきてビックリすることもありますが
私がよくお会いするのは
著名な大学教授や大企業の社長のことを
まるで幼馴なじみのように、引き合いに出す人。

よくよく聞いてみると
「教授の講演を聞いた」とか
「社長の新聞記事を読んだ」といった笑えないオチの付くことが大半です。

B 雰囲気や表情や立居振る舞いが見るたびに異なる。
受付、控室、面接会場のそれぞれで見せる顔が違う。
会うたびに印象が変わる、といったケースです。
逆にいうと
自立した人は、いつどこで誰と会っているときも変わりません。

これでよくあるのが
相手の立場・肩書によって態度がコロッと変わる人。
上には揉み手、愛想笑い
下には腕組み、強面の中間管理職(笑)

でも、これはまだましかも。

C いつも過剰に謙虚に振る舞う。
D 「すみません」が口癖。
「自立する、しない」以前の問題として
こういう人に限って、キレると手が付けられない。

立場の弱い人に、えらく攻撃的になるのですが
上の前では、いつもの謙虚な顔に戻るので
問題が表面化しない場合も多々あります。

と、ここまで書いて
残りのチェックリストを見てみると…。

E「絶対!」を連発する。
Fストレスを受けると急に多弁になる。
Gストレスを受けると声が大きくなり、畳みかけるように話す。
Hよく怒る(キレる、逆上する)。
I何でもすぐに人のせいにする。

えつ、これって「あの人」のこと?
そのまんまやん!

いやいや、この雑誌は「あの人が号泣する」前に書かれたもの。
これから、政治家は選挙ではなく
チェックリストで選んだ方が良いかもしれません。


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